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現在の学校教育の問題点と,新しい学校教育のあり方について,考えをまとめました。
 私は,私立高校に専任教諭として6年間勤めたあと,大学受験予備校の講師となって10年目を迎えています。

 まずは,学校と浪人生対象の大学受験予備校の違いをあげます。 私の勤める予備校の浪人生対象のクラスでは,自分のクラス(ホームルーム)があり,学校と同じように決められた時間割にしたがって朝から夕方まで授業を受けます。それぞれの志望に対応した時間割が組まれており,空き時間は自習時間になります。

 自分の所属クラスにはクラス担任がいて,学習の方法や進度,模試の活用などのアドバイスや生活面の注意,受験情報などを日々伝えています。
また,生徒一人ひとりと年に何回か面談をして,学習状況を把握し,改善点を指摘したりしています。もちろん,個別に相談があれば,その都度面談もしています。

 クラス担任が受け持つ生徒の人数は100人以上になっている場合もありますが,クラス担任は生徒指導に専念しているのでメガ行き届かない人数ではないと思います。

 教科指導はクラス担任ではなく,授業担当の講師が行っています。授業担当の講師は,いろいろなクラスを担当し,日によっては異なる校舎でいくつもの授業をしています。

 講師は生徒の生活指導をしない分,教科指導に専念できるので,教材研究や補助教材の作成の時間をとることができ,よりわかりやすい授業のための準備をすることが可能です。

 このように予備校では,クラス担任と授業担当の講師の役目がはっきりと分かれている,完全分業制なのです。

 生活指導と教科指導には異なる専門性が要求されます。近年,不登校やいじめ,学級崩壊,モンスターペアレントなど,様々な問題が出てくる中で,高度な知識と対応力が求められるようになり,教員が両立させることは,困難な状況にきているのと思います。ただ,このような完全分業制は,学校教育に携わっている人から見ると「親身になって生徒に指導ができない」と思うのではないでしょうか。

 実際,私も予備校で教えるまでは,生徒と接する時間が短いと生徒のことがよく見られないと思っていました。

 しかし,予備校で教え始めてみたら,考え方は変わりました。もちろん,担当生徒全員のことがわかるわけではありませんが,クラス担任に聞けば生徒の状況は把握でき,対応できています。

 また,講師である私自身も,授業中に色々なことを伝えたり,生徒からの質問を受けているときに,教科指導だけでなく様々なことを話したりして生徒とコミュニケーションが取れていると思います。

 予備校では,週に1回しか担当しないのですが,学校で週3回とか担当すれば,より密な関係が築け,分業にしたところで,生徒への対応が希薄になることはなく,それ以上に的確な指導ができると思います。

 現在行われている,体育祭や文化祭,修学旅行などの学校行事は工夫次第で生かせると思いますし,生徒は生活面でも学習面でもより充実した日々を送れるでしょう。

 また,大学受験目的だけでなく,総合高校で行われているようなカリキュラムに対応して,体育や芸術,農業,工業など生徒の個性を伸ばす教育も可能だと思います。

 様々な問題が出ている現在,よりよい教育を子どもたちに提供するには,今までとは異なった新しい学校教育の方法が必要なのではないだろうかと考えます。
| 西村能一 | 23:16 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
今日の授業で意識したこと
今日は,横浜 午前4コマ,午後 御茶ノ水 1コマ,夜 御茶ノ水 3コマの日でした。
週明けにして,週の中で一番授業が多い日です。

土日に色々考えたことを,実践してみました。

今日,意識したことは,字を丁寧に書くことと,少しゆっくり話そうとしたことです。
途中で,いつもと変わらないかなあと思いつつ,意識するようにしていました。

今日の授業を受けてのコメントにもありましたが,その効果が出ていたのかな。

あと,間を取るようにしました。特に,話題が転換するところで,すぐに次に入る傾向が
あったと思うので,ある程度の生徒が板書を写し終わっているのを確認してから,
次に進むようにしました。

これまでも,意識はしていたのですが,徹底せず焦って次に進んでいたかなあと思えました。

もっと,板書の中にメモを書き入れた方がよいなあと思いました。
言葉で済ませてしまうことも,強調したほうが良いなと。
もちろん,その辺は気づいて書き込んで欲しいのですが。


これからも思考錯誤です。





ゆうやんさん

>演習の解説はきちんと板書してくれた方がありがたいです。
>少し間をおいて解き直すと理解して解ける部分と、解けない
>部分がよりはっきりしてきます。そんな時、役立つのは板書
>ノートです。自分の手で書いているから、図の意味も大抵は
>わかるし、先生が話したことも思い出すことができます。

>実際にプリント解説だけでは復習の際大変だってことを実感
>したから言える話なんですけどね(^_^;)
>あくまで個人的な意見です//

僕の思っていることも同じです。
プリント配っただけでは,問題集の解説を読んでいるのと一緒になってしまいますよね。
『聞いて,書いて,考える』 からこそ,頭の中に残るものです。

ちゃんと板書して解説することはやめません。それをやめたら僕の授業じゃないですから。
ただ,もう少し上手に伝える方法があると思うので,色々考えていきます。



ピリカさん

>今日の先生の授業(高3スーパー)、いつもよりかなり良かったです!!
>演習問題もすごくよく分かりました。来週の授業も楽しみにしています!

そうでしたか!それは良かったです。
今日,意識したことは,上に書いた通りです。
それがうまく出ていたかな。

また今日は,イオン化傾向,電池だったので,話題が豊富にあったから,
色々と話しやすい分野でもあったのです。

来週も,良かったと感じてもらえるように頑張ります。

| 西村能一 | 02:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
昨日の記事に書かれていたコメントを受けて
今日は授業がなかったので,自宅でテキストやら特別授業の原稿やらを作成していました。

今日はだいぶ進んだぞ!という気分ですが,後半ペースダウンしてきてノルマがまだ達成されていません。まだまだ夜は長い・・・


昨日の内容について,コメント書いてくれたかた,ありがとうございました。
また,それ以外でもココを見てくれている方々にも心配かけたかな〜と思っています。

自信をなくしたわけではありませんし,合格させるために,化学を得意にするためにやるべきことは間違っていないと思っています。
ただ,それをどう伝えるかが,難しいかなと。

クラスによって,校舎によって,年度によって変わります。
そして僕も変わります。それを感じて,対応していく必要がありますよね。

率直な意見が聞けて,とても嬉しかったです。
今後の参考にさせていただきます。



昨日,コメントを下さった方への返信を書きます。

横浜さん
>確かに西村先生は板書が速く、説明も早口ですが、ノートを見返せばものすごく
>分かりやすくまとまっていますよね!
>ここ、重要です。

ただ,授業中,ノートを取っているだけという人もいて,説明が聞けなかったという意見も多いです。この辺のバランスをとっていきたいと思います。


鳶さん
>基礎もしっかり教えればどこまで発展したっていいと自分は勝手ながら思ってます。
>なんかやる気でるじゃないですか難しいこと言われると。(ジアステレオ異性体とか…)
>それに誰かに合わせたら誰かが物足りなくなるのは必然的ですから仕方無いです。
>ならみんなが成長出来るように高度なこともやるべきだと思います。

そうみんな思ってくれたらいいのですけれどね。でも,化学があまり得意で無い人は,
チンプンカンプンになってしまっているのかなと。
もちろん,これからも高度なことを入れていきますが,丁寧に説明よう心掛けます。


藤沢の人さん
>得意な人向けというのがよくわかります。
>学校で習った範囲なら詳しいことも説明してもらって楽しい授業なんですが、
>未習範囲だと自分でゆっくり考える時間がなくて3時間ちんぷんかんぷんです。
>だから予習をきっちりやらないといけないのですが、なかなか大変なので十分にやらないで
>授業に臨んで復習まかせということが多々あります。
>ところが復習用のノートを見ても、細かい説明は口頭でされていたためにノートを見返しても
>よくわかりません。
>他の先生と比べてみてわかったのですが、復習しやすい授業の先生は、ふつう口頭で
>すましてしまうような細かい説明やニュアンスの違いをわざわざ黒板に書いていました。
>その点を考えると、西村先生の音声録音システムはすごく生きてくるんですけどね。

やはりそう感じていますか。
もちろん,藤沢はスーパークラスなので,レベルは高めにして話しをしています。
ただ,自分は苦手な人向けの授業かなと思っていたので,自分の意識と感じられ方が
乖離していたことに,ショックを感じているのです。

確かに,たくさん書くと言っても,全部を書いているわけではないですからね。
もっと,細かく吹き出しなどを加えていくのがよいみたいですね。
工夫してみます。


 arisa*゚ さん
>わたしの学校では化学の進度が速かったため、先生の授業がわからないということは
>ありませんでしたが、確かに未習範囲だとかなりきついだろうと思います(^-^;
>自分でゆっくり考える時間もなく、板書を写すだけで精一杯ですからね。

>先生の授業ではプリント使ってますよね?その授業プリントの方に重点をおいて授業を進めて
>いったら、よりわかりやすいものになるのではないかな、とわたしは思います。
>化学は問題を解くより先>に基礎を理解するのが大事だと思うので…(*^-')b
>テキストの演習は余った時間で解いて、もし時間がなくなってしまうなら解説プリントを配布して
>口頭で説明…というのもいいのではと思います。

>あと、テキストの演習の解答は答案用紙に書くような完璧なものではなく、図と式と簡単な
>メモのようなものでいいと思います。
>1回授業で説明されているわけなので、復習の時に全くわからないということはないはずです。

>偉そうなこと言ってごめんなさいm(._.)m
>あくまでも生徒の一意見ですので(^-^)/笑

>先生は質問にも丁寧に答えてくださるのでわたしも大好きです!
>長々とすみませんでした!

もっと説明をする時間を長くしたほうが良いってことかな?
プリントの枚数は必要以上に増やしたくないのです。
コンパクトにまとめて,すぐに確認できるようにしたいからです。
説明も,自分では丁寧にしているつもりですが・・・

演習問題の解答は,メモ程度じゃダメだと思っています。
式だけをつないでも,理解できないからです。
書くことによって,記憶にも残りますので,たくさん書いていきます。
ただ,もっと工夫の余地はあるだろうね。

質問が多いということは,授業中に理解させられていないという意見もあります。
もちろん,これからも質問にドンドンきてください。質問に答えることで,授業の理解度を
みられますから。


講習のみの生徒さん
>「教えるべきことだけを教える事ができる」先生は良い先生だと聞いたことがあります。
>あれもこれもとくっつけていくのはよくない、とか。
>皆が基礎をきっちりと理解していれば、応用的な話を入れても大丈夫なのではないでしょうか。
>自分の持っている基礎知識を使えば、ある程度難しいことでもすぐに呑み込めます。
>が、応用問題となると辛いです。学校で既に学んで演習した分野であれば丁度良い難易度です。>しかし、十分演習していない分野は難しく感じます。予め簡単な問題集を解けばよいのでしょうが、>時間的にも私個人の学力的にも基本事項の理解だけで精いっぱいです。

>良い先生というのは前の方もおっしゃっているとおり、よりよい授業ができるよう思考錯誤を
>繰り返す先生、その科目への熱意が伝わってくる先生だと思っています。なので、西村先生
>はいい先生だと私も思います。
>冬期講習でも先生の講座を取る予定です。パワーアップした先生の姿を楽しみに予習をして待ち>ますので、なにとぞよろしくお願いします!

良い先生かどうかは自分で判断しかねますが,みんなが満足できる授業ができるよう,色々考えて行きたいと思います。
また,冬期講習でお会いしましょう。
| 西村能一 | 23:04 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
先生という仕事

先日の朝日新聞に,小学校教諭が自殺に追い込まれた話がコラム欄に掲載されていました。

そこで同僚の先生に言われた,「学級が荒れるのは,子どもが悪いのではなく,あなたが悪いからだ」という言葉を言われたというのが印象的でした。


僕は,先生と呼ばれる仕事についてから,辛いことを経験したことはありません。

もちろん,きつく言われたこともありますし,先生同士で言い合いになったこともあります。
でも,それほど深刻にはとらえられない程度でした。

この記事や,話しを聞くと,先生になりたいと思う人が躊躇してしまうのではないかと心配しています。


「教えることが楽しいのだから,休みが無くても手当がでなくてもいいだろう」

それは,先生という仕事をしたことがない意見です。
そういう目的でやっているのではない。
でもそれは,休みがいらない訳でも,お金がいらない訳でもなく,そういうことを言い出すのがいけないような環境をつくる周りに原因があると思います。


僕は,学校というところから離れています。

大きなことを言える立場ではないのですが・・・
学校が,先生が生き生きとできる場所になって欲しいと願っています。


子ども達の成長を願っているのは,僕らも,学校の先生も同じですから。

| 西村能一 | 13:03 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
板書技法

恥ずかしながら,板書技法という言葉を先日はじめて聞きました。

要するに,板書の心得です。
チョークの持ち方,文字の書き方,文字の大きさ,板書の内容など・・・

福岡教育大学でこの講座が設置されており,本も出版されています。
(「板書技法と手書き文化」木耳社)

僕自身は,板書技法を習ったことはなく,自分の経験だけです。
板書は先生の個性ですが,基本的なことはちゃんと学んでおくのが良いに決まっています。

「板書をみれば授業の良しあしがわかる」と言われ,「見やすく要点がわかる板書と書き連ねただけの板書では,授業を積み重ねたときの差は大きい」ということです。

IT機器が広まっている現在でも,いまだにチョークと黒板で板書をしながら授業をしています。

生徒からは,「板書することをプリントでくれれば,授業を集中して聞けるのに」というコメントをよくもらいます。でも,それは時間が足りない場合を除き,しない方針です。

板書を写すことで,頭に知識が定着してくるからです。
プリントを配っただけでは,その場で見て,感心して終わってしまいます。

ただ写すだけで精一杯という人もいますが,慣れてくれば板書を写すスピードが速くなり,授業を聞いたり,コメントを書き加えたりすることができるようになります。そうすれば,その後色々な場面で「聞いて,書いて,考える」ことができるようになり,高い能力を発揮することができるはずです。

だから僕は,板書で授業を進めていきます!

| 西村能一 | 02:46 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
教員養成6年の波紋

今日の朝日新聞の夕刊に「教員養成6年の波紋」と題した記事がありました。

文科省政務三役が考えているのは,
・学部4年,大学院修士課程2年をセットで義務づけ
・学校現場での教育実習は1年間
・導入は早ければ2011年
・すでに教員になっている人も,10年程度の経験の後に大学院で学び直して「専門免許状」を取得

しかしながら,教育関係者から問題のも指摘されています。

大学院を必修にするのは,
・大学4年間では,教育機関が足りない
・大学出では,保護者や子どもから信頼されない
からだそうです。

問題点は,
・2年間延長で学費が払えない人が教員の道を断たれる。
・修業年数が延びると,人気が落ちる。(薬学部がその例)
・免許を取ってもすぐに採用されない。
・仕事が忙しい割に,収入はさほど多くない。
・教育実習を受け入れる側の負担が大きい。


1年,2年,修業期間を延ばしたからといって教員として力がつくとは思えません。受けもたれた生徒には失礼かもしれないけれど,やはり教壇にたって授業をして,失敗をしながら技術を磨いていくのが一番です。そのとき,すぐにフォローしてくれる体制が必要だと思う。

教育実習というのは,学校も負担になるし,責任の所在が不明確です。それを1年間もできるのだろうか。


近年,生徒指導は非常に難しくなってきています。
教員が教科指導と生徒指導を両方することが大変難しくなってきました。
予備校の高卒クラスでは,生徒指導と教科指導が別々です。

確かに僕は生徒一人一人のことを把握できていません。
それは担任をしたい人にとってみれば,つまらないことかもしれませんが,生徒のことを考えれば,決めの細かい指導ができていると思います。

僕は予備校に来て,化学を教えることだけに専念できています。
生徒指導がないので,その分プリントの作成などの授業の準備ができます。

学校と予備校は違います。文化祭や修学旅行など様々な学校行事があります。
そういったことも大切なことです。
でも,教科指導に高いお金を払って予備校に来てくれています。
そのメリットは,やはりしっかりとした学力がつくからではないでしょうか。

僕らは,生徒の期待に応えられるよう努力をしなければなりません。生徒から信頼されなければ,すぐに生徒からそっぽを向かれてしまいますから。

その緊張感が,僕を育ててくれているのだと思います。

| 西村能一 | 00:54 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
高大接続テスト

一週間の始まりです!
今日の高3はアルコール〜カルボン酸。3時間があっという間でした(^o^)

って,僕が楽しんでいてはいけないのかな??
反応が色々出てくるので,有機の醍醐味といったところだから面白いですよね。


今日の,朝日新聞に高校・大学の連携テスト「高大接続テスト」について,文科省の委員会が
基本的な性格をまとめました。
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200910190242.html

このテストは,入学者選抜をする大学入試とは異なり,「高校段階で本人の学習目標が,どの程度達成されているかを測るもの」としています。

どうやら,センター試験とは異なるようで,内容は教科書程度で,何度も受験できるようにするようです。

ただし,大学進学希望者全員に義務化することは想定していないので,推薦やAO入試を受ける生徒のためのテストになってしまうのではという意見もでています。

先日,センター試験について http://no-ichi.jugem.jp/?eid=559 でも書きましたが,センター試験をもっと充実していったら良いのではと考えています。複数回受験可能な「高大接続テスト」でしたが,僕の考えとはちょっと違うようです。

このテストの背景には,大学側が,学力不足で入学してきた生徒が増えすぎたため,入学者の学力を担保するテストを欲し,高校側もはじめは反対だったのが,現状ではやむを得ないという状況になったとのこと。

今更学力不足って言ったって・・・
ゆとり教育を実施したり,受験勉強を否定したり,少子化にもかかわらず,大学だけをたくさんつくったりと,めちゃくちゃなことをやってきた人が責任取らずに逃げちゃって,結局,そのツケが子ども達に影響していると思わないのだろうか。

すぐに,学力不足っていうけれど,言われた方は悲しいよ。
子ども達は,大人の言うとおりにしていただけなのに。
だからこそ,勉強してバカな大人をさっさと追いやろうぜ!

| 西村能一 | 02:25 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
教員養成課程6年制について

昨日のブログのコメントに教員養成課程の6年制をどう思うかと問われ,金曜日にも教員志望の生徒からもどう思うかと聞かれたので,考えてみました。

まず,わからないのは,プラスの2年間で何をやるかということです。
その辺は,何も決まっていないようですが,1年間教育実習をやるみたいな感じに報道されています。その2年は,教職課程の勉強となると,教科の勉強ができなくなるので,専門性を高めようという最近の流れとは異なってきます。

僕は今の4年制で十分だと思っています。
それより,教員になってから,教員を育てるシステムを構築しなければならないと思います。
大学出たてで,すぐに担任になって,教科も教えるなんて絶対無理です。

僕は,初年度は常勤講師でしたので,教科指導に専念できました。初年度は,どう教えたら良いのかわからなくて苦しかった時期もありました。その時期に,担任業務も来ていたらと思うと・・・学級崩壊も当たり前です。

どれだけ大学で勉強したところで,やっぱり教壇に立って,試行錯誤していかないと上手になんてなれません。プロ野球だって同じですよね。多くの選手は2軍から始まっていきます。そこで基礎をしっかり叩き込まれるのが普通です。

それが,教員にはあるようでないと思います。教員は妙に上下関係を嫌う環境です。教壇に立てば対等となってしまうので言いづらい面もあるのではないでしょうか。それを打破する何かを考えて行くべきです。


最近では,経費削減のため講師を多く雇い,すぐにクビを切れるようになっているとも聞きます。
それでは,先生をやりたいという人がいなくなってしまうのではと思います。
以前,「教育は情熱でやるものだから,お金のことは言うな」と言った政治家がいます。
そんなの絶対おかしいです。

先生ってみんながあこがれる仕事だと思います。
でも,誰にでもできる仕事ではないのです。
ここの認識が違っている人が世の中多いと思います。
確かに免許は簡単に取れますし,持っている人も多いです。でも,

『先生は,誰にでもできる仕事ではないのです。』

そんな簡単じゃないです。
1回や2回,人前で話をして自信があるなんて言われたくありません。
1年間,毎週連続して授業ができるのか,人に正確に伝えられるだけの知識をもっているか,何も知らない人に初めて教えることの難しさをしっているのか,台本のない演劇ができるのか。

僕は,公教育を飛び出して予備校に来たので,授業に専念できる幸せな立場にいることをあらためて,実感しています。けっして担任業務が嫌いだったわけではありません。むしろ,担任になりたくてなりたくて仕方なく,そしてとても充実した担任生活を過ごせましたから。


スミマセン,ちょっと言いたいことがずれてきてしまったようですね。
教員志望の人たちを支えるにはどうしたらいいのかな。
僕の経験を少しでも伝えられたらと思います。

それが,次の目標です。

| 西村能一 | 23:40 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
センター試験について

昨日の「新課程」のブログに多数(?)の反響がありました。
普段のバカらしい生活報告より,やはり関心が高いのは,そっちの方だよねと納得してしまいました。

僕はセンター試験は,高等学校課程の学習内容の確認で良いと思います。
生徒をふるいにかけるのは,あくまで大学ごとに個別に科す試験であり,高校卒業の資格があるかどうかを試すのがセンター試験であるべきだと思っています。
だから,平均点が高くて良いと思っています。新課程のセンター試験は,僕の中では評価が高いです。

ただ,それを1回の試験だけで判断するのはどうかなという疑問があります。複数回受験という案も以前ありましたが,うやむやに流れていき・・・今年など,インフルエンザの影響で本来の力だ出せなかったということがありそうなので,余計そう思います。

以前,アメリカ版のセンター試験,SATについてブログに書いたことがあります。
http://no-ichi.jugem.jp/?eid=189
こちらを参考にしてもらえると,アメリカと日本の考え方の違いが見えてきます。


問題なのは,化学基礎を2単位とし,その内容でセンター試験を科すこと。
2単位の学習内容(週2時間の授業)では,内容が薄っぺらくなってしまいます。
現行の化学機げ蹴忰兇諒け方は,僕はなかなか良いと思っています。
一部,化学兇貿枦されている,化学結合や結晶,結合エネルギーなどが化学気任△譴弌い茲衫匹い里任呂覆いなと。

今は理科総合A,理科総合Bというのが良くわかりません。ここに2単位ずつ使っているのを振り分けてくれたら,もっと良いだろうなと。

意見をどこに伝えたらよいのかわかりませんが,声を上げていけば変わってくれること期待しています。

 

| 西村能一 | 01:40 | comments(7) | trackbacks(0) | pookmark |
育て!理系女子

今日の日経新聞夕刊に「育て!理系女子」と題した特集で,「理系離れが叫ばれる中,文系志向の強い女子中高生をターゲットにした理科教育が進んでいる」とありました。

中学校,高校の先生だけでなく,大学や博物館などから出張授業や講師を派遣して興味を持ってもらおうと取り組んでいるようです。


高卒クラスは,確かに男子が多いです。しかし,現役クラスとなると,半々かもしくは,女子の方が多かったりします。

現役生,特に女子校では,理数系科目の指導力が弱いのかなと思ってしまいます。
クラス編成で,理系クラスが少ないと,先生の人数も少なくなります。
理科は専門性が強いのですが,先生が少ないと化学と生物など,2教科を担当させられます。

僕も新任のとき,生物を教えたことがあります。
中学校,高等学校の理科の教員免許は,全科目教えられるのです。
確かに,教えられます。教科書の内容を言うだけであれば。
でも,理科の面白さって,いろいろな例を挙げることで伝わります。
専門外の科目だと,その知識の深さがないのです。

だから,予備校を頼ってしまうのかなと思います。

僕は,生物を1年だけしか教えませんでした。もちろん予備校では,化学以外教えたことはありません。こんな環境は,とても恵まれているのだと思います。

社会を地歴,公民と分けたように,理科も各科目に分けたらいいのかな。
でも,そんなことしたら,さらに先生が足りなくなってしまか・・・

となると,予備校などと連携して先生の確保をしてほしいものです。
年に数回の実験教室ではなく,毎週確実に勉強できる環境が必要です。

| 西村能一 | 23:51 | comments(5) | trackbacks(0) | pookmark |

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